イギリスの祝日・休日カレンダー 2024年

緑色でマークされている日付は祝日です。カレンダーの下に各祝日の詳細説明があります。

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イギリスの祝日 2024

1月1日 新年New Year's Day

1月1日は英国全土が休日(バンク・ホリデー)です。 イングランド、ウェールズ、北アイルランドでは銀行金融取引法(1971年)の授権にもとづく国王・女王の宣言(proclamation)によって休日になります。スコットランドに関しては、1月1日を休日にする旨の明文の規定が同法にあります。

1月2日 新年の休日2nd January

スコットランドのみ

スコットランドの祝日です。 英国の4つのカントリーはそれぞれ独自の歴史と習俗を持ちますが、スコットランドでは元来クリスマスより新年の意義が大きく、大晦日(ホグマネイ)から新年にかけて盛大に祝う習慣がありました。このような地域性に鑑みて、1971年の銀行金融取引法でスコットランドのみ1月2日もバンク・ホリデーに指定されました。

3月17日18日に振替 聖パトリックの日St Patrick's Day

北アイルランドのみ

北アイルランドの祝日です。聖パトリックは、アイルランドにキリスト教を広めた中世の司教。アイルランドの守護聖人です。その命日(西暦461年3月17日没)は、いまも祝日として盛大に祝われます。 1903年のアイルランド・バンク・ホリデー法により休日とされ、1971年の銀行金融取引法でも踏襲されました。

3月29日 聖金曜日Good Friday

聖金曜日(Good Friday)は、イエス・キリストの受難を偲ぶ、キリスト教の祭日です。 バンク・ホリデーが法制化される以前の中世から、クリスマスや日曜日と同様に社会慣習上の休日でした。イングランド、ウェールズ、北アイルランドでは現在もコモン・ロー(慣習法)による休日であり、成文法上の根拠規定はありません。スコットランドに関しては1871年および1971年のバンク・ホリデー法で休日(バンク・ホリデー)に指定されています。

4月1日 イースター・マンデーEaster Monday

スコットランドを除く

スコットランド以外の地域で祝日になります。 イエスの復活を祝う復活祭の翌日の月曜日(イースター・マンデー)は、キリスト教の重要な祝日です。ヨーロッパの多くの国家で休日です。 英国では、スコットランドを除く地域で、1971年の銀行金融取引法によりバンク・ホリデーに指定されました。

5月第1月曜日 アーリーメイ・バンクホリデー(ヨーロッパ勝戦記念日)Early May bank holiday (VE day)

英国全土で休日です。 スコットランドでは1871年のバンク・ホリデー法で休日に指定されました。イングランド、ウェールズ、北アイルランドについては、1971年の銀行金融取引法の授権にもとづく国王・女王の宣言(proclamation)により休日になります。

5月最終月曜日 スプリング・バンクホリデーSpring bank holiday

英国全土で休日です。 1871年の祝日法ではキリスト教の祭日「ウィット・マンデー」(聖霊降臨祭の翌日)が祝日に指定されていましたが、1971年の銀行金融取引法によって、宗教から切り離されたバンク・ホリデーとして再規定されるとともに、日付が5月最終月曜日に固定されました。 スコットランドに関してはもともと成文法の規定はなく、国王・女王の宣言によって休日になります。

7月12日 オレンジ党勝利記念日Battle of the Boyne (Orangemen’s Day)

北アイルランドのみ

プロテスタントが多い北アイルランドの祝日です。 1690年、アイルランド東海岸で、プロテスタントのオレンジ公ウィリアムが、カトリックのジェームズ2世を破った戦闘(ボイン川の戦い)を記念する祝日です。北アイルランドでは、学校、官公庁、そして多くの企業が休業します。銀行金融取引法の授権にもとづく宣言により休日となります。

8月第1月曜日 サマー・バンクホリデーSummer bank holiday

スコットランドのみ

スコットランドの休日です。 1871年のバンク・ホリデー法では英国全土でこの日がサマー・バンクホリデーに指定されていましたが、1971年の銀行金融取引法で、スコットランド以外の地域については8月最終月曜日に変更されました。現在はスコットランドのみがこの日を休日にしています。

8月最終月曜日 サマー・バンクホリデーSummer bank holiday

スコットランドを除く

イングランド、ウェールズ、北アイルランドの休日です。 1871年のバンク・ホリデー法では8月の最初の月曜日が休日でしたが、1971年の銀行金融取引法で最終月曜日に変更されました。

11月30日12月2日に振替 聖アンドリューの日St Andrew's Day

スコットランドのみ

スコットランドの祝日です。2007年にスコットランド議会により休日に指定されました(St Andrew's Day Bank Holiday (Scotland) Act 2007)。 聖アンドリューは、イエスの12使徒のひとりで、スコットランドの守護聖人です。ちなみに、イギリスの国旗(ユニオン・フラッグ)の青地に白いX字のデザインは、スコットランドの旗(青字に白いX字)から採られていますが、この図柄は聖アンドリューが磔刑に処せられたX型の十字架を表しています。

12月25日 クリスマスChristmas Day

クリスマスは、イエス・キリストの生誕を祝う重要な祭日です。 バンク・ホリデーに関する法律が作られる以前の中世から、聖金曜日や日曜日とならび社会慣習上の休日でした。 現在でもイングランド、ウェールズ及び北アイルランドの各地域ではコモン・ロー(慣習法)による休日であり、成文法の根拠規定はありません。 スコットランドに関しては、宗派的な理由でもともとクリスマスは重要視されておらず、この日を休日にするために1871年のバンク・ホリデー法で休日に指定されました(1971年の銀行金融取引でも踏襲)。 地域によって歴史的経緯や法律上の根拠は異なりますが、現時点で英国全土で実施されている祝日です。

12月26日 ボクシング・デーBoxing Day

クリスマスの翌日(ボクシング・デー)は英国全土で休日です。 イングランド、ウェールズ、北アイルランドでは、1871年のバンク・ホリデー法により休日に指定され、1971年の銀行金融取引法で振替休日に関する規定が追加されました。スコットランドに関しては法律上直接の規定はなく、銀行金融取引法の授権にもとづく国王・女王の宣言によって休日になります。

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